中国で共産党ナンバー5の絶版本が必読書に-30年前に米国衰退予測
ワシントンでの連邦議会議事堂襲撃に至った米国の大混乱を受け、中国の知識人らは国内対立で米国が衰退すると約30年前に予測していた絶版本を躍起になって入手しようとしている。
中国語で「米国に反対する米国」と題されたこの本が注目を浴びているのは、執筆者が中国共産党のナンバー5、王滬寧氏であることも大きい。政治局常務委員の王氏は、習近平氏まで3人の国家主席のブレーンで、トップの政治理論学者だ。
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王滬寧氏の本は88年に学者として米国を訪れていた際に執筆された。米国の「個人主義、快楽主義、民主主義」重視はいずれ自国の競争力を弱める亀裂の原因になると予想。「集団主義、無私無欲、権威主義」の上に築き上げられた日本のような国が有利だとする主張を展開していた。
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全文
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-14/QMWCT2DWLU7F01
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