行政の腰が重い一方、民間には支援が広がりつつある。ひとり親家庭を支援する市民団体ドットスタイル(山口市)は5月上旬、山口、防府市で配布を始めた。費用は寄付金を充てた。県内初の取り組みとみられ、2日間で54人にそれぞれ20~30枚入りのナプキン2袋を配った。
配布会を訪れた女性(41)は6歳の長女と2人暮らし。昨春、新型コロナウイルスの影響で旅館関連のパートの仕事をなくし、困窮した。自宅の電気や水道は止まり、長女の食事を優先すると生理用品を買えなかった。古い子ども服を切り、ラップを重ねてナプキンを自作した。服が足りない時はラップに新聞紙などを重ねた。衛生面が気になったが他に方法は浮かばない。自治体の支援がないことに女性は肩を落とす。「生理用品がないとは言いにくい。私のように必要とする人はいる」と訴える。
(抜粋)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/48e2c32741f5db5f8c57c3bb1154a40ec1ea687f
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