俺「カツ丼・・・一つ」 店員「あいよー!」 俺「さて、ここのカツ丼・・・いかがなものか・・・」

雑談
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:32:28.803 ID:+u+yl8K90.net
◯月×日PM12:00

俺はカツ丼を食べようと不意に見つけた蕎麦屋へ入った。
しかし俺としたことがミスを犯してしまったのだ。

店員「カツ丼お待ち!」

俺「うっ・・・!?」

そこに現れたのはカツをツユと卵で包むのではなく、
カツの上から卵とツユを乗せたカツ丼だった・・・

俺「これはカツ丼なんかじゃないー、『カツ乗せ親子丼』だ・・・」

俺「通常カツ丼とはカツを甘辛いタレと卵で包み込む料理だ
しかしこのカツ乗せ親子丼はその一切の工程を省き親子丼の具を後乗せするという外道料理だ」

俺「俺はこのカツ乗せ親子丼を料理として認めていない
なぜなら只の手抜きだからだ。ソースカツ丼のように別の魅力があるわけではない
工程を省略しただけなのだ。忙しすぎる学食でもあるまいしこの店は大失敗だった・・・」

俺「そもそもなぜこんな外道飯を作るんだ?こんなものをかつ丼と呼ぶ人間は
チキンライスの上にスクランブルエッグを乗せたものをオムライス
ピラフの上に溶けたチーズを後から流し込んだ物をドリアと平気で呼ぶのだろう」

俺「はぁ・・・今日一日は鬱になりそうだ。
こんな昼飯で一日の精力が湧くはずがー・・・うっ・・・!?」

俺「美味い・・・!確かにカツと卵と甘辛いタレの一体感は
普通のカツ丼よりも幾分か劣る・・・しかしサクサクのカツとふんわり仕上がった卵・・・
そしてそれらを優しく包み込むタレ・・・この感覚は普通のカツ丼では作れない・・・

俺「普通のカツ丼が仲睦まじい夫婦だとすれば・・・
これは正に親子の絆・・・ふっ・・・親子カツ丼・・・我ながら言い得て妙だったな・・・」

こんな否定から入るグルメ漫画合ったら面白そうじゃね?




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