1兆ドルの資金が香港脱出準備、シンガポール・東京が新たな金融ハブ狙う
米国が香港に対する特別待遇の剥奪する方針を示したことで、1兆ドル規模のアジアの金融ハブの座を巡るアジア各国の競争が激しさを増すとみられる。米中対立の真っ只中にいる香港では最近、人材だけでなく、資本が大規模に離脱する「ヘクシット(Hexit)」の兆候が見られる。香港は1兆ドルもの投資資金が集まっている場所だ。英中央銀行のイングランド銀行によると、昨年6月の香港民主化デモ以降、6兆ウォンを超えるファンドマネーが香港から引き揚げられた。金融街からは「ヘクシットの地獄の門が開き始めた」との評価が聞かれる。
香港では「一国二制度」の根幹が揺らぐという懸念がますます高まっている。世界的な投資銀行の香港法人に勤務するエリック・ウォン氏は「一国だけが存在し、二制度はもう消え去って久しい」と語った。
■香港の地位を狙うシンガポールと東京
法律、英語、税制など香港の持つあらゆる長所を兼ね備えたシンガポールは香港に代わる存在として浮上している。
(省略)
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http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/01/2020060180064.html
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