■大学は中止求めていた
京産大は、3,000名を超える学生が参加予定だった、21日と22日の卒業式中止を早々と決定。
学生に対しては、学生全員がアカウントを持っている電子掲示板を通じて、何度も、卒業祝賀会や送別会、追いコンなどを開催しないように指導していたという。
クラスターが発生した卒業祝賀会のゼミ担当教授も、「祝賀会は止めなさい」と学生に指導を行っていたとのこと。しかし、学生たちは、強行。
この卒業祝賀会には、欧州旅行に行った1人が参加し、会に同席していた学生4人に感染が広がった。また、この卒業祝賀会の濃厚接触者は、31名。全体の濃厚接触者が、30日の時点で、52名となっている。
今後、感染者が増えれば、さらに濃厚接触者が増えることになるが、そのリストは大学が作成し、京都市などに提供していくという。現在、帰省している学生もいるため、それらの学生に対しては、帰省先の保健所が調査を行っている。
■「キャンセル料と思い出重視」で欧州へ
(省略)
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https://this.kiji.is/617324751071134817
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一方、こうした学生たちは春休みだったため、それぞれ実家に帰省するなどしていました。このため一連の感染は、京都府をはじめ和歌山県、滋賀県、石川県、富山県、岡山県、愛媛県、香川県、徳島県、兵庫県の10府県で判明する結果となりました。感染はさらに学生以外にも広がっています。30日夜、京都府は、井手町役場の20代から30代の男性職員3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。3人は今月23日に町内で開かれた交流会に出席していましたが、この交流会に感染が確認された京都産業大学の学生1人が参加していたということです。京都府が感染者の集団、いわゆる「クラスター」が発生している可能性が非常に高いと危機感を示す今回の広がり。京都産業大学の学生を中心とした感染者の数は、これまでに合わせて33人に上っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012360661000.html
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