<人手不足にサプライチェーンの混乱、新型コロナウイルスの感染拡大でグローバル経済はどこまで落ち込むのか>
新型コロナウイルスの経済への影響が、世界中でさらに顕著になっている。アップルはサプライチェーンの混乱を理由に、1~3月期の売上高予測を達成できない見通しを発表。アジア各国政府も成長見通しを下方修正し、ドイツでは製造業の大幅な減速が懸念されている。
この原稿の執筆時点で、新型コロナウイルスの感染者は世界で7万6000人以上、死者は2200人を超えた。景気回復の光もちらついていた日本やドイツなどにとっては、とりわけ最悪のタイミングだ。感染拡大の影響は特に自動車産業に顕著に見られ、これが中国国内だけでなく日本や韓国、ドイツに波及。さらにはアメリカにまで達している可能性もある。
中国側は感染者の増加率は鈍化していると言うが、春節(旧正月)後の企業活動の再開が遅れていることで経済は大きな打撃を受けている。
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■日本が最も厳しい状況に?
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/post-92527.php
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