菅官房長官は30日、新型コロナウイルスのPCR検査などを行う川崎市の施設を視察し、最新の技術を活用し、一層の検査体制の拡充を進める考えを示した。
菅官房長官が視察したのは川崎市健康安全研究所で、ここでは市内から集められた検体を一日あたり平均80件、多い日では200件ほど検査し陽性かどうかを判定している。
視察後、菅長官は次のように述べた。
菅官房長官「本日伺ったように科学的知見を積み重ね精度を確保しながら、より迅速な結果が得られるように患者の負担や医療従事者の感染リスクを軽減する新たな検査法の開発を進めてきているところだ」
その上で菅長官は今後、国際的な人の往来が再開され増加が見込まれる空港での検査について、「新しい技術の活用を積極的に進めると共に正確な検査の迅速化・効率化に努めていきたい」と述べ、検査態勢のさらなる拡充に努めていく方針を示した。
また今後、感染がさらに拡大する局面を見据えて、「政府として検査設備の整備を支援していきたい」と強調した。
菅長官が記者団の取材に応じている最中には、緊急地震速報のアラートが鳴り響き、発言が一時中断する場面もあった。
(2020/07/30)
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