米デモ隊、「奴隷解放記念碑」撤去を計画 当局は周辺閉鎖
【ワシントン】米首都ワシントンで25日、デモ隊がエイブラハム・リンカーン元大統領の奴隷解放記念碑を倒すことを計画している。
キャピトルヒルのリンカーン公園には、南北戦争中の1863年にリンカーン元大統領が奴隷解放を宣言したことを記念して1876年に建てられた銅像がある。ひざまずいた黒人男性の手かせが壊され、傍らに立つ元大統領がそれを見下ろしているこの像は、パターナリズム(家父長主義)的な印象を与えるとして長く批判されてきた。
(省略)
全文
https://jp.wsj.com/articles/SB10792514547503853809704586468490750000366
リンカーン記念堂 - Wikipedia
議会議事堂のリンカーン公園にある「解放記念碑」は、逃亡奴隷法下で最後の逮捕者である男性が跪く様子を描写した物であり、リンカーン大統領が奴隷解放宣言を読み上げている際に奴隷用の鎖を切っている様子が描かれている。これはそれまで奴隷として扱われ解放された黒人の市民からの資金提供によって建立された物である。始まりとなったのは当時バージニア州に住んでいた女性のシャーロット・スコットからで、彼女が解放されたアメリカ人として最初に得た5ドルを寄付したことが切っ掛けとなった。
続きを読む