夏キャンプは好きですか?
キャンプを始めて丸7年が経つ私は正直なところ、そんなに好きではありません…
自分のキャンプシーズンといえばやはり冬なのですが、そもそもなぜ夏が苦手なのかと言えば理由は簡単、「寒いのは装備で対策できるけど暑いのは限界があるから」です。
焚き火や薪ストーブ、寝る時には防寒性能の高い寝袋があれば、寒い冬キャンプでもぬくぬく快適に過ごせます。
一方で暑さは遮光性の高いテントやタープで陽射しを遮り、ドアパネルをメッシュにして風通しを全開にしたとしても、気温自体が高ければそれよりも大きく冷やすことは出来ません。
特にここ数年は夏の暑さが年々厳しくなっており、日が沈んで数時間が経った夜寝る時でもまだ30℃近い日もあるほど…
気温が高いと扇風機や空調服も逆効果になるとも言われますが、それならばもう気温を下げるしかないでしょう!
というわけで私が夏キャンプを涼しく快適に過ごす最終手段として購入したのがポータブルエアコン(ポータブルクーラー)です。
今回は、そんなポータブルエアコンを真夏のキャンプで実際に使ってみての感想と、使って分かった注意点を紹介します。
EENOUR ポータブルエアコン QN750を購入
年々厳しくなっていく夏の暑さに対抗するべく買ったのがEENOUR(イーノウ)のポータブルエアコン『QN750』です。
重量10kgで片手でも持ち運べるサイズとなっており、購入価格は7万円ほどでした。
EENOURはインフルエンサーによく商品提供をしているメーカーで、YouTubeなどでも案件動画が多く公開されています。
案件動画はヨイショする感想ばかり話している人もいますが、どのくらい冷えるかと消費電力については誤魔化しようが無いのである程度は参考になりました。
室内で使ってみた
さて、QN750が届いたので早速キャンプへ…行く前に、まずは室内で動作検証です。
室温23度前後の室内にソロテントを展開し、その中へとポータブルエアコンのダクトを挿入します。
うん、めっちゃくちゃ良く冷えますね笑。
と言いますかこの環境で冷えなければ30℃近いようなキャンプで使えるはずもないですし、当然の結果でしょう。
また、キャンプで使うといってもわざわざ電源サイトを予約したりはしないため、ポータブル電源で動かせるかどうかもお家で確認しています。
夏キャンプでポータブルエアコンを使ってみた
室内での動作検証もできたので、いざ夏キャンプへ!
この日は7月21日、18時頃でまだ気温は約30℃となかなか厳しい暑さですね。
キャンプでポータブルエアコンを使いたいタイミングですが、ずばり就寝時です。
昼間はもっと気温が高くとも、氷の入ったキンキンに冷えてやがる飲み物などで身体を冷やせます。
この日も私は飲み物と、さらにアイスも食べながらタープ下で過ごしていたため、ポータブルの扇風機だけで涼しく快適に過ごせていました。
それに対して就寝時は昼間より気温が多少下がりはするものの、起きていた時にしていたような身体の内側から冷やす対策ができなくなるので、気温の高い昼間よりも暑さの不快感が増し、寝苦しく不快な時間となります。
ポータブルエアコンの動作音をチェック
キャンプ場の夜は虫の声しか聞こえないくらい静かになるため、ちょっとした音もよく響きます。
そこで気になるのがポータブルエアコンの動作音です。
たとえばですが隣のサイトから一晩中「ブオオオオ!!!!」なんて音が聞こえていたらどうでしょうか。
他のキャンパーさんに迷惑をかけないよう、ポータブルエアコンをキャンプで本格的に使えるかどうか、冷却性能だけでなく動作音についても確認してみました。
体感ですが、EENOURのQN750の場合ですと冷房の微風モードでファンが回っている場合、10m離れれば音が気にならなくなります。
逆に言えば、お隣との距離が10m以上離れていないと音が気になるということですね。
これは正直なところ、キャンプで毎回使うのは難しいかなと…
広大なフリーサイトのキャンプ場で端っこを利用するとか、もしくは平日の空いている日にキャンプへ行くとかでないと、お隣さんと10m以上離すというのは難易度が高いように思えます。
私がキャンプをしているのが人気のキャンプ場が多い静岡県ですので「休日は混んでいる」という認識なのですが、空いているキャンプ場に行かれることが多い方なら動作音の問題はネックにならないでしょう。
ソロテントなら真夏の夜も快適に過ごせる
室内での検証時と同じくGOGlampingの『SKY EYE T/C ソロテント』に組み合わせてみた冷え具合ですが、いやぁ快適快適!
QN750を21℃の微風設定で動かしてみたところ、30分ほどで外気温26℃の環境でテント内は22.6℃に下がりました。
設定温度近くまで下がるとコンプレッサーが運転を休止するため、その間は動作音や消費電力も大きく低下します。
稼働している間の消費電力は150~200Wほどでしたが、そうした休止時間もあったためか600Whクラスの小型ポータブル電源『E600LFP』でも4時間近く稼働させられました。
一晩中動かし続けたい、もしくはより大きなテントを冷やすために風量を強くしたいならば、2000Whクラスの大型ポータブル電源を持っていきたいところです。
ちなみに、4時間で切れてしまった時点で時刻は深夜2時頃となっており、外気温も多少は下がっていたこともあって、ポータブルエアコンで涼しくなったテントで朝まで快適に眠れました。
ドレンホースの排水だけでなく結露にも要注意!
「蒸し暑い」とはつまり、温度と湿度の両方が高いということです。
そんな中でエアコンが稼働するわけですから、冷えた部分には大量の結露が発生します。
QN750にはドレンホースが付属していますので、内部で発生した水分についてはドレンホースから外部へと排水が可能です。
注意しなければならないのが、冷たい空気が通ることでキンキンに冷えるダクトホースなのです!
今回はソロテントと組み合わせたため、テント内にエアコンを入れるスペースが無く、テントの外側にエアコンを配置してダクトホースのみをテントに入れました。
しかし、この設置方法ですとテントの外に出ているダクトホース部分は外気との温度差が非常に大きくなるため、びちゃびちゃに結露します。
テント内にエアコンを持ち込んで「排気ダクトをテントの外に出す」という設置方法にした方が結露は少なく済みそうですね。
もちろんテント内に設置してもダクトに結露は発生しますが、蒸し暑いテント外に置くよりはダクトとの温度差が遥かに少なくなるため、結露も幾分マシでしょう。
動作音を気にせず使える暑い夏キャンプの強い味方に
最近はポータブルエアコンのダクトを通すための穴が開いているテントも増えてきているなど、夏キャンプにおける暑さ対策としてポータブルエアコンという選択肢が一般的になってきました。
消費電力が大きいため容量と出力に余裕のあるポータブル電源か、もしくはAC電源サイトを利用する必要はありますが、ポータブルエアコンがあるのと無いのとでは夏キャンプの寝苦しさがまさに別世界です!
寒さは着込めばどうにかなりますが、暑さは衣類や寝具での対策には限界があります。
動作音や結露といった注意点をクリアーできれば、ポータブルエアコン以上に夏キャンプの夜を涼しくできる対策はほかに無いと言っても過言ではないでしょう。
今年の夏はまた一段と暑さが厳しくなりますので、熱中症や脱水症状に気を付けながら安全に、そして快適にキャンプを楽しんでいきましょう!