塩の製法についておさらい‼️





お塩はどうやって作られているの⁉️ 


本日はお塩の製造方法について

おさらいしたいと思います。


そんなの知っているわ!という人でも、

その工程をきちんと説明できる人は

あまり多くないのではないでしょうか?


製造方法を正しく理解すると、

お塩の裏面チェックが

楽しくなること間違いなしですよウインク


では、早速読んでいきましょう。

参考記事はこちらです。


以下、貼り付け。







日本国内で流通している塩の多くは海水塩ですが、
世界的に見るとこれを利用しているのは、世界人口
の1/3程度と少数派あせる

世界人口の2/3が使っているのは岩塩になります。

岩塩は地殻変動によって海水が地下深くに
閉じ込められ、土の中で長い年月をかけて
結晶化したものになります。

岩塩はミネラル豊富!と思っている方も多いかも
しれませんが、実はそうではない可能性が高い
ようです汗

というのも、時間をかけて結晶化される過程で、
海水に含まれるミネラル成分はそれぞれ分離し
結晶化したり、土に溶けてしまうんだとか叫び

塩として採掘されるのは、塩化ナトリウムの
結晶部分のため、海塩由来のミネラルはほとんど
含まれていないようです汗

実際、我が家にある原産国イタリアの岩塩の
成分表を見てみたところ、食塩相当量99.4g
となっていましたダウンちなみにかなり昔に買ったものです。

なお、ヒマラヤ山脈の岩塩などに
ピンク色をしたものがありますが、
その色は火山の影響による鉱物(硫黄、鉄分etc.)
に由来しているとのこと。

いずれにしろ、岩塩はミネラル豊富!という
謳い文句をそのまま素直に受け入れている
消費者は、案外多いのではないでしょうか?

購入の際はイメージだけで判断せず、
成分表までチェックするように
しましょうね!!


さて、いよいよ本題ビックリマーク
塩の製法について学んでいきましょう。

続きです。



日本における塩の製法は、

以下のように行われます。


海水

濃縮(採かん)

結晶化(煎ごう)

加工(必要に応じて)


日本は海に囲まれた島国であり、塩の製造には

事欠かないだろうと思われがちですが、


雨多多湿な風土であるため、外国のような

大規模な天日塩田で塩をつくることは出来ません。

また、岩塩や湖塩のような資源もありません。


海水の塩分濃度は3%程度であることを考えると、そこから塩をつくることが如何に大変な作業であるか想像がつくと思います。


塩づくりの最初の作業である『採かん』は、

塩を結晶化(煎ごう)させる前の重要な工程であり、

如何にして塩分濃度の高い塩水(海水)を作り出すか

……がテーマになります。


採かんのやり方には、イオン交換膜逆浸透膜

天日溶解という方法があります。


それぞれについて解説していきますね。


続きです。





イオン交換膜はいわゆる精製塩の製造で
主に用いられる製法です。
(日本の食用塩の80%を占める採かん工程)

ちなみに、この工程を初めて行ったのは
日本なのだそう。そして、今でもこの工程を
採用しているのは日本と韓国くらいなんだとか。


図で見るとイメージしやすいかもしれません。


塩は水中ではナトリウムイオン(+)と
塩化物イオン(−)に分かれて存在することに着目し、電気の力を利用して海水を濃縮する方法です。

気象に影響されず自動化出来ること、
海の汚染の影響を受けにくく、製品の安全性が
高いことが特徴になります。


続いては、逆浸透膜



図で見るとこんな感じ⇩


浸透膜の両側に淡水と海水を入れ、海水側に
浸透圧以上の圧力を加えると、海水中の水が
半透膜を透過して淡水側に移動する……という
原理を利用した採かん法です。

なお、淡水側には真水のみが移動するため、
海水側にはナトリウム以外のミネラルも
残るのが特徴。

その他の特徴としては、
気象に影響されずに塩分濃度の高い塩水を
早くつくることが出来ること。

また、0.1マイクロメートルの極微細な孔の
フィルターを通すため、マイクロプラスチックなど
海洋ゴミの除去を目的として使用している場合も
あるそうです。


お次は天日



塩田等で風力や太陽熱の自然エネルギーを利用して
水分を蒸発させ、塩分濃度の高い塩水をつくる
方法です。

現在の日本では希少な採かん法ですが、
古くは日本でもこの製法で塩を作っていました。

天日による採かん法には、入浜式や揚げ浜式、
枝条架、ネットなどいくつかの方法があります。
地理的な背景により、その土地に合ったやり方が
採用されています。

現代日本でも数は少ないながら、この工程で
作っている業者さんがいらっしゃいます!
応援したいですね📣


採かん法のラスト、溶解です。



日本では主に海外(オーストラリア、メキシコ)で
つくられた天日塩を海水でいったん溶かし、
塩分濃度の濃い海水をつくっています。
(再生加工塩の製法として取り入れられている)

ちなみに、"天日塩使用"と書かれている塩の多くは、この外国産天日製塩を使用しています。

この塩は一旦飽和食塩水で洗浄してから使われる
のですが、その際、塩化ナトリウム以外のミネラル分は水に溶け出してしまうため、主成分はほぼ塩化ナトリウムとなっています。

"天日塩"という記載だけで勝手に良いイメージを
抱き商品に飛びつくのは、ちょっと危険かも
しれませんね。

なお、この外国産天日塩は主にソーダ工業用として
輸入されています。その一部が食用として加工され、
製品化されています。


続いては、塩づくりの第二の工程、
『煎(せん)ごう』です。



塩はこの結晶化させる工程(煎ごう)の違いで
結晶の形が変わります。

その形により粒の大きさや溶けやすさなども
変わるため、用途に応じて使い分けると
良いといわれています。

煎ごうの方法には、立釜平釜天日
噴霧乾燥加熱ドラムがあります。

では、ひとつひとつ見ていきましょう。
まずは立釜



精製塩は主にこの方法で作られています。

出来たお塩は、均一な六面体をしています。
サラサラしていて堅く、溶けにくいのが特徴です。

続いては、平釜



温度の違い、煮詰め方、釜の違いなどにより

結晶の形や塩の成分に違いが出ます。


出来るお塩はフレーク状の結晶で、

しっとりしているのが特徴。


溶けやすく素材に馴染みやすいことから、

料理全般に使えます。


海の精は平釜製法で有名ですね。




参照記事はここで『煎ごう』に関する記載は

終わっているのですが、これ以外にも

あるので、続きを書いていきますね。


天日:濃縮した海水を風や太陽熱などの自然の力

 のみで水分を蒸発させ、結晶化させる方法。

 日本は多雨多湿なため、ビニールハウスの中から

 など、雨の当たらない場所で製塩しています。


この製法で作られる塩は、採かん工程も

天日で行っている場合が多いです。

こちらの商品がまさにそうです。

日本で作られる完全天日のお塩は

とても希少なため、お値段もお高く

なっています。



上記以外の製法としては、以下の2つがあります。

「ぬちまーす」の特許製法である「噴霧乾燥」と

「雪塩」の特許製法である「加熱ドラム」です。


以下、解説。


噴霧乾燥:濃縮した塩水を細かい霧にし、

 その霧に温風を当てると、水分だけが瞬時に

 蒸発。塩が雪のように降り積もる製塩方法。


加熱ドラム:濃縮した塩水を加熱した金属板の

 上に吹きつけ、瞬時に水分を蒸発させて結晶化

 させる方法。


いずれのお塩もサラサラとした微粉で

海水とほぼ同じ成分の塩が出来るのが

特徴です。


以上、お塩の製造方法について

細かく解説してきました!!


いかがでしたでしょうか?

なかなか奥深くて興味深いと

思っていただけたら嬉しいです爆笑


本日参照した記事にはまだ続きがあるので、

次回はそちらを読んでいこうと思います!!


また読みに来てくださいね音譜


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