- オンカジ(オンラインカジノ)は違法なのか、知りたい
- 違法なのかどうか以前に、オンカジで逮捕されるのかどうかを教えてほしい
- 日本国内からオンカジで遊ぶ場合、グレーなのか黒(違法)なのかはっきりしてほしい
オンカジ(オンラインカジノ)で遊ぶうえで、その違法性は避けて通れないテーマです。
今回は、オンラインカジノ専門の業界団体である当協会が、オンラインカジノの違法性についてわかりやすく解説していきます。
【知りたい人はクリック】この記事を書いているオンラインカジノ協会(OCA)とは?
- オンラインカジノ専門の業界団体
- オンラインカジノの運営会社を審査し、公認ライセンスの付与を行っている
- Purpose(目的)はオンラインカジノの普及、業界の健全化、プレイヤーの保護
- 設立した会長は東京大学 経済学部 経済学科卒のプロギャンブラー。本名は齋藤さん
結論
まず、本記事の結論からじゃ。
結論を言うと、オンカジ(オンラインカジノ)は違法でも合法でもないグレーゾーンだと言えます。これは、国家権力に属さない弁護士の見解(法的解釈)を読むとよくわかります。
しかしながら、政府や警察などは明確に黒(違法)だと主張しており、実際に逮捕事例があることもまた事実です。
以下のように、立場によって、オンカジの違法性についての見解の相違があるのじゃ。
- 日本政府:2022年6月に首相が違法と明言
- 警察:違法として2016年から逮捕事例あり
- 弁護士:見解が分かれる
- 裁判所:2024年現在、判例なし
オンカジが違法である場合には、プレイヤーは刑法第185条と第186条における「賭博罪」に問われます。
- 賭博罪:50万円以下の罰金。常習とみなされると3年以下の懲役(刑法185条、186条)
最後に、逮捕事例に鑑み、もっとも重要な論点である「実際に捕まるのか」「捕まるとヤバいのか」という点についてのポイントを述べると、以下のようになります。
- オンラインカジノをプレーして捕まる確率は0.004%程度だと推定される
- 実際の逮捕事例を見ても、影響力があり証拠が残っている「動画配信者」「SNSインフルエンサー」が多い
- 公表事例を見ると、逮捕された場合には(懲役刑ではなく)罰金刑になっている
これをどう評価するかはその人次第じゃがな。
ぶっちゃけ、とんでもなく運が悪かったり、目立ったりしている人が逮捕されているってことだな。
オンカジの違法性についての結論は以上ですが、これは「海外では完全に合法であるオンカジの利用」を前提とした話です。海外でも違法である(国や政府から許可されていない)オンカジを利用するのは問題外ですので、ご注意ください。
2024年現在、海外でライセンス(国・政府からの許可)を受けており、オンラインカジノ協会としておすすめできるオンカジは、以下の3つです。
それぞれのオンラインカジノについて、簡単に補足しておくぜ。
ベラジョンカジノ(Vera&John)は、オンラインカジノ業界における最大規模のサイトです。知名度や安全性において他のオンラインカジノの追随を許さず、オンラインカジノの代名詞として機能しており、当協会でもイチオシのオンラインカジノです。
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オンカジの違法性がグレーである理由【見解の相違】
オンカジが違法なのかどうかについては、立場によって言っていることが違います。もともと法的なグレーゾーンとして、日本政府も2022年までは「違法」と明言してこなかった存在なのです。
オンカジの違法性がグレーである理由は、「法律の解釈によってグレーなのか黒(違法)なのかが異なる」ためです。実際、以下のように当事者・専門家の間でも見解が異なっています。
- 日本政府:2022年6月に首相が違法と明言
- 警察:違法として2016年から逮捕事例あり
- 弁護士:見解が分かれる
- 裁判所:2024年現在、判例なし
それぞれの当事者がどう言っているのか、簡単に紹介していくぜ。
日本政府:2022年6月に首相が違法と明言
まず、日本政府は2022年6月に国会答弁のなかで違法性を明言しています。
具体的な事案については個別に判断されるものではありますが、一般論として申し上げて、オンラインカジノに係る賭博行為の一部が日本国内において行われた場合、刑法の賭博罪が成立することがある、このように承知しております。
出典:岸田首相による国会答弁(第208回国会 衆議院 予算委員会 第21号 令和4年6月1日)
警察:違法として2016年から逮捕事例あり
警察は、オンカジに対する政府方針が明確に定まっていなかった2016年から、すでに逮捕事例を出していました。プレイヤー側の逮捕者が日本で初めて出たことで有名な「スマートライブカジノ事件」です。
3人の逮捕容疑は2016年2月18日から26日までに、会員制カジノサイト「スマートライブカジノ」で、ブラックジャックのゲームに現金計約22万円を賭けた疑いがあります。容疑者の一人は「1000万円ほど賭けた」と話しているようです。(中略)
出典:弁護士法人 三宅法律事務所 オンラインカジノは違法です(法的議論の整理)
本件については、京都区検察庁において、いずれも、賭博罪により公訴を提起して略式命令を請求し、京都簡易裁判所により、罰金20万円又は罰金30万円の略式命令が発せられました。
ここで重要なのは、この後、2016年以降、2023年までの約7年間、プレイヤー側の逮捕者が出ていないことです。
本件は2016年に初めて行われた摘発以来の、海外オンラインカジノの「利用者」に対する送検。我が国では2016年の摘発以降、同罪での逮捕/送検がありませんでしたが、約7年ぶりの事犯となります。
出典:Yahoo!ニュース いよいよ来た、7年ぶりのオンラインカジノ顧客の送検
事実として、2016年と2023年に賭博罪でのプレイヤー側(利用者側)の逮捕者が出たということは言えるのじゃ。
逆に言えば、2017年~2022年にはオンカジ利用者はたくさんいたのに逮捕者が出ていないとも言えるんだな。
弁護士:見解が分かれる
弁護士の見解は分かれています。政府や警察の立場を受け継ぎ「明確に違法だ」という弁護士もいます。また、以下のように「グレー」だという弁護士もいます。
濃いグレー
個人が自宅のPC・スマホから海外の公認オンラインカジノに参加した
出典:弁護士法人みずほ中央法律事務所 【国内犯解釈論×賭博罪|オンライン・カジノ|海外サーバー】
→画一的・統一的な見解はない
ただし逮捕例が登場した(前述)
「画一的・統一的な見解はない」と、明確にグレーゾーンだと解釈されているのじゃ。
オンラインカジノ協会も、この立場なんだな。
その通り。「合法でも違法でもないグレーゾーンだが、事実として逮捕事例は存在する」という立場じゃ。
次の項で述べますが、2016年にスマートライブカジノ事件において「オンラインカジノは違法ではない」という趣旨で逮捕者の弁護を担当し、不起訴処分を勝ち取った弁護士もいます。
このことからも、法律の専門家である弁護士の見解が分かれていることは間違いありません。
裁判所:2024年現在、判例なし
オンカジが違法かグレーかを決めるのは、実は政府や警察ではありません。彼らは「行政府」に属しており、法に従って行政施策を行うのが仕事だからです。適法性(違法性)を最終的に判断するのは、「司法府」である裁判所の仕事です。
そして、2024年現在、オンラインカジノが明確に違法なのかどうかが裁判で争われた例(判例)はありません。2016年のスマートライブカジノ事件で3名が逮捕された際、そのうちの1名が「違法ではないとして徹底抗戦」をしようとしたところ、裁判にまでならず不起訴処分になったからです。
逮捕されたオンラインカジノプレイヤーのひとりを、津田弁護士という方が弁護したのじゃ。
警察は「裁判でオンカジが合法と認められる」事態を防ぎたかったのかもな。
2016年には日本で初めてオンラインカジノプレイヤーが検挙された事件の弁護を担当しました。ここでは賭博罪が対向犯であることに着眼した意見書を提出するなどの弁護活動をおこない、結果不起訴を勝ち取りました。
出典:弁護士法人コールグリーン法律事務所 代表弁護士 津田 岳宏氏
【賭博罪】オンカジが違法の場合にはどんな罪になるか
ここまで述べてきたとおり、オンカジの違法性は専門家や当事者の間でも意見が分かれています。
ただし、実際に逮捕権を持つ警察が「オンラインカジノは黒(違法)である」と主張しているため、実際にはプレイヤーの逮捕事例があります。
オンラインカジノのプレイヤーが逮捕される場合、賭博罪もしくは常習賭博罪にあたります。これは、刑法第185条と第186条に記載されています。
(賭博)
第百八十五条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
(常習賭博及び賭博場開張等図利)
第百八十六条 常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
引用:刑法第185条および第
基本は50万円以下の罰金だけど、いつもやっている(=常習)とみなされると3年以下の懲役刑になるってことだな。
【2024年最新】オンカジの逮捕事例
オンラインカジノ関連の逮捕事例は少なくありませんが、ほとんどが国内のオンカジ運営者の逮捕です。
日本国内でのオンカジ運営は、闇カジノ(違法カジノ)そのものじゃからな。
オンカジのプレイヤー側の逮捕者に限るとかなり少なく、2017年~2022年の間には確認されていません。プレイヤー側の代表的な逮捕事案は、以下の通りです。
- 2016年:スマートライブカジノ事件で最初のプレイヤー側の逮捕者が出る(3名)
- 2023年:賭博容疑で、京都府警が30代の男性巡査を書類送検(7年ぶりのプレイヤー側逮捕者)
- 2024年:常習賭博容疑で、茨城県警がユーチューバーの「ストマック」こと藤野正一氏を逮捕
2023年は、身内(警察)の巡査の逮捕だったんだな。
諸説ありますが、日本国内のオンラインカジノのプレイヤーは数百万人単位だと言われています。その中で、この逮捕者の数(数名程度?)をどう見るか、という論点があることは事実でしょう。
次の項では、オンカジの利用で捕まる確率について計算してみようと思うのじゃ。
【確率0.004%】結局捕まるのか捕まらないのか。その確率は
オンカジの違法性において、プレイヤーがもっとも関心を持っている点は、「結局、自分は捕まるのか捕まらないのか」でしょう。
その問いに対する誠実な答えは、「捕まる可能性はあるが、確率としては非常に低い」となります。
なんで「逮捕される確率が低い」なんて言い切れるんだよ?
実は、公表されている数値から計算できるからじゃ。
国際カジノ研究所の調査によると、日本におけるオンラインカジノの利用者は約288万人と言われています。
当該調査の結果によると、我が国居住者のオンラインカジノ経験率は「人生の中で一度でも利用したことがある」と答えた生涯経験率が2.3%の国内推計288万人、「間近1年で利用したことがある」と答えた現役ユーザーとしての経験率が1.6%の国内推計203万人であることがわかりました。
出典:Yahoo!ニュース 国内利用者288万人!コロナ禍で日本を蝕むオンラインカジノ業者
利用者288万人に対し、毎年の逮捕者はどれくらいかというと、約50~120名程度です。この数値は警察庁が公表しているものですので、ある程度信頼できると言えるでしょう。
オンラインカジノに係る賭博事犯について、ここ3年では、
令和2年中 16件 121人
令和3年中 16件 127人
令和4年中 10件 59人
検挙しています。
出典:警察庁 オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!
ここで重要なのは、上記の逮捕者は「賭博事犯」とだけ書いてあるため、「プレイヤー」だけの人数ではないということです。実際には2017年~2022年にはプレイヤー側の逮捕者が出ていないとも言われているため、ほとんどが「国内のオンカジ運営者」「国内のインカジ運営者」だと推測されます。
最大限多く見積もって、仮に毎年120名が「プレイヤーの逮捕者」だとしても、プレイヤーが逮捕される確率は「120÷2,880,000=0.004%程度」となります。
ここまで述べた通り、実際に逮捕されているのはプレイヤーではなく運営者の方ですから、実際には0.004%よりも圧倒的に低い確率でしか逮捕されないということが推定できます。
言い換えると、ほぼ「オンカジの動画配信をしている」ような特殊な人だけが逮捕されている状況ってことだな。
うむ。動画配信やSNSで目立たないことや、海外では完全合法のオンカジを利用することが大切じゃ。それについては次の項で紹介していこう。
オンラインカジノ協会が推薦するオンラインカジノ【3選】
オンラインカジノ協会では可能な限り恣意性を排除し、厳正に審査のうえ、オンラインカジノを推薦(おすすめ)しております。審査基準について、詳しくは以下のPDFをご覧ください。
当協会のランキング(推薦/おすすめ)は、各オンラインカジノが公表している情報を精査して決定しています。協会として推薦する根拠として、明確な審査基準を定めて数値化し、合計値を比較しています。
審査基準(PDF):オンラインカジノ協会における審査基準(ランキングやおすすめの根拠)
2024年現在、上記の審査基準のすべてにおいて高い評点を取得し、当協会として推薦できると判断したオンラインカジノについて、以下の記事にてランキング形式で解説しています。
上記の記事の要点だけを述べると、2024年現在、特に当協会がおすすめするオンラインカジノは以下の3つです。
それぞれのオンラインカジノについて、補足していくぜ。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノ(Vera&John)は、オンラインカジノの老舗にして最大手であり、日本におけるオンラインカジノの代名詞でもあります。
実際、Googleでは「オンラインカジノ」の検索数よりも「ベラジョンカジノ」の検索数の方が多いのじゃ。
ベラジョンカジノの強みは、運営実績そのものです。運営実績、特に入出金実績はオンカジでは非常に重要です。新興オンラインカジノでは「稼いだはいいが出金ができない」というトラブルが起こることがありますが、ベラジョンカジノであれば安心です。
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ミスティーノ
ミスティーノ(Mystino)は、一般的には「魔法使いをテーマにした可愛いキャラクター」で知られています。しかし、ミスティーノの真の強みは、なんといってもその高還元率(高RTP)にあります。
オンラインカジノのゲームごとの還元率は第三者機関に審査され、プログラムによって管理されています。そのため、国のライセンスを得ているオンラインカジノであれば比較しても大した差は生じないのですが、ミスティーノではそれ以外のボーナス還元が大きいのです。
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ミスティーノは、長期的なプレイヤーへのリターンという意味では業界最高クラスのスペックを誇るオンカジだと言えるじゃろうな。
遊雅堂
遊雅堂(ゆうがどう)は、日本語環境や日本人対応に特化したオンラインカジノです。実は、日本のオンラインカジノ利用者数は世界3位~4位(※年によって異なる)であり、巨大市場であるため、特化する価値があるのです。
遊雅堂の運営会社は世界最大手のベラジョンカジノであるため、日本に特化しているだけではなく、ゲームの種類や還元率、ボーナスなどのスペック面でもオンカジでトップクラスです。以上のことから、遊雅堂は日本人のオンカジ初心者には特におすすめできるオンラインカジノだと言えるでしょう。
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まとめ:オンカジの違法性はグレーだが逮捕事例はある
オンカジの違法性は立場により主張が異なり、グレーゾーンだと言えるでしょう。ただし、政府や警察といった国家権力が「グレーではなく黒(違法)」だと主張し始めており、実際にプレイヤーの逮捕事例があります。
とはいえ、計算するとわかりますが、逮捕確率は0.004%未満であり、事例をみると、万が一捕まっても基本的には罰金刑だと考えられます。