神宮外苑の木、「強行しないで」声上がる中チェーンソーで次々… 「なぜ切るのか」の問いかけに対応なし
東京・明治神宮外苑地区(新宿区、港区)の再開発で、高さ3メートル以上の樹木の伐採が28日始まった。神宮球場や高層ビルの整備が今後本格化する。伐採は619本に上り、現場周辺では自然環境の悪化を懸念する住民らが「伐採反対」と声を張り続けた。
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◆「質問無視…全く民主的でない」
樹木が伐採された明治神宮第二球場の解体工事現場には、反対する住民ら約40人が集まり、高い囲いの向こうから作業の音が響く中「強行反対」と叫んだ。
問題提起を続けてきた日本イコモス国内委員会の石川幹子理事も駆けつけ「イコモスとして質問状を送り続けているが、2年以上無視されている。切る前に説明を聞く権利がある」と繰り返し求めた。敷地の出入り口で一時押し問答になり、現場の担当者はこの日も対応を拒否。出入り口は警備員で固められた。
伐採後には「全く民主的ではない。緑の専門家として仕事をしてきて、100年の木が切られるのに黙っていられない」と憤った。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/363184
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