黒人が「ブラック企業」に抗議
最近の事例で「差別語」をめぐる混乱がよくわかるのが「ブラック企業」です。日本では、低賃金で長時間労働を強いる劣悪な労働環境の会社を指し、2012年からは市民団体による「ブラック企業大賞」が始まり、翌13年には「ブラック企業」が新語・流行語大賞を受賞しました。それに対して、法令を遵守して働きやすい環境を整備した会社は「ホワイト企業」と呼ばれます。
ところがこの言葉に、日本で暮らす黒人たちから抗議の声があがりました。「ブラック=悪」「ホワイト=善」という決めつけは典型的なレイシズム(人種主義)だというのです。たしかに英語では「Black Enterprise(ブラック企業)」は黒人によって経営される、主に黒人のための企業のことで、ネガティブな意味はまったくありません。
(抜粋)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca7cbea7f0178c2c168819c63d3941dc2fbf92e
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