「天よ、お願いです。今年はどうか台風、地震が来ませんように。日照りが来てもいけない、アフリカ豚熱、家畜病にもかかっては駄目です。なにとぞ今年だけは飛ばしてくださいませ」。
慶尚南道地域のある公務員は最近、ソーシャルメディアに祈りの一文をアップした。彼は「地方自治団体は、困難な状況にある人を選んで救護するという観点から資金を使わなければならないのに、(今回支給される災害基本所得保障は)仕事がある人にも、生計困難でない人にもカネをやる」と指摘した。この書き込みには、同調するコメントが幾つも付いた。
韓国各地の自治体が洪水・長雨・地震など各種災害に備えるため集めてきた災害管理基金がコロナの基本所得保障に動員され、枯渇の危機にひんしている。相当数の地域の災害基本所得保障は、コロナで生計を脅かされている階層のみに局限していない。高所得などコロナ被害とは縁遠い住民にも支給する。全ての住民を現金ばらまきの対象にしようとして、洪水や長雨など実際の被害者に回るべき基金が底を尽きつつあるのだ。
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全文
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/03/2020040380095.html
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