冬キャンプならではの大きな楽しみの1つが薪ストーブです。
特に、テント内へインストールし、ストーブで暖を取りつつガラスの奥で揺らめく炎を幕内で眺められる贅沢な時間といったら、まさに至福です…!!
テントや薪ストーブのメーカーの多くはテント内での使用は非推奨とされており、あくまで自己責任での使用となりますが、個人的には「薪ストーブをテント内で使いたいからこそ冬キャンプシーズンを心待ちにしている」と言っても過言では無いほど。
テントから煙突がにょきっと生えている冬キャンプならではの光景もたまらないんですよね…。
さて、私はキャンプギアを年間に百万円以上も購入するほどの物欲系キャンパーなわけですが、これまでに購入した薪ストーブも1台や2台ではありません。
というわけで今回は、実際に購入して使用した全ての薪ストーブの感想をまとめていきます。
- 笑's フォールディング薪ストーブ 焚き火の箱 easy neo
- Soomloom 薪ストーブ G-Stove風
- POMOLY 折りたたみチタン薪ストーブ T-Brick
- POMOLY ステンレス薪ストーブ Oroqen Max 3
- Soomloom 薪ストーブ DECO 2.0 サイドシェルフ付き
- Mt.SUMI AURA3 Ti(オーラ3 チタン)
- 今後追記予定の薪ストーブたち
笑's フォールディング薪ストーブ 焚き火の箱 easy neo
私が最初に購入した薪ストーブが『焚き火の箱 easy neo』です。
ゆるキャン△にも登場したB-6君で有名な笑's(ショウズ)の折りたたみ薪ストーブですね。
easy neoを買った当時にメインで使用していたのがBUNDOKのソロベースEXであり、愛車のS660に載せていけるコンパクトな薪ストーブということで選びました。
薪ストーブ本体だけでなく煙突もパタパタと折りたためるのが特徴で、専用の煙突ガードも2パーツに分解できるなど、他社製の薪ストーブには無い特徴がギュッと詰まった1台です。



ストーブ本体に2mの煙突、オプションのヒートアンダーシールドと煙突ガードも、一式まとめてワークマンのパラフィン帆布ミディアムトートに入ってしまいます。
マイナス点としましては、格子状になったロストルや専用煙突など組み立て手順がやや多いことと、あとは専用煙突の重量が大きいことでしょうか。
easy neo本体が2.4kgなのに対し、専用フォールディング煙突は2mモデルで2.7kgと本体重量を軽くオーバーしています。
とはいえ一般的な薪ストーブに比べて収納サイズはかなりコンパクトになり、念願だった「S660に薪ストーブを載せて冬キャンプに行く」という目標も達成できた思い出深い1台です。
Soomloom 薪ストーブ G-Stove風
続いて購入したのがSoomloom(スームルーム)のステンレス薪ストーブ(名前は不明)です。
当時のキャンプ用薪ストーブで定番の製品だったG-Stoveにそっくりという見た目が話題になった1台ですね。
本家G-Stoveとの最大の違いは脚が3本から4本になっている点でしょう。
この当時から大好きだったGOGO PANDAチャンネルのパンダさんが「ソロベース+G-Stove」という組み合わせで使われているのを見て、同じような構成で試したくなって購入した1台です。
そのパンダさんの動画がこちらですね。
肝心のSoomloom製薪ストーブの使用感ですが、定番機種として多くのユーザーに選ばれる人気の1台をベースにしているだけあって、目立つ不満点はありませんでした。
しいて言えば、スパークアレスター等にガイロープを結べるリングなどが用意されておらず、煙突をロープで固定するなら別で何かを用意しなくてはならないことでしょうか。
私は煙突固定バンドとリングを用意しましたが、ストーブや煙突の安定感が高かったため、テントの煙突穴を通してあげればそれだけで風の弱い日ならロープでの固定は不要と感じるほどでした。
ちなみに煙突径も本家G-Stoveをそのまま踏襲して63mmとなっているため、G-Stove用のオプションがそのまま流用可能です。
Soomloomの薪ストーブに付属している煙突にはダンパー機能が無かったため、G-Stove用のダンパー付き煙突を追加購入して使用しています。
ソロベースEX+フロントウォール+二股ポールに薪ストーブをインストールした時の写真がこちらです。
コットを縦置きできるほど広くなった幕内は快適で、まさにソロベースEXの最終形態です!
POMOLY 折りたたみチタン薪ストーブ T-Brick
「easy neoよりもコンパクトで、そして軽量な薪ストーブが欲しい」と考えてたどり着いたのがPOMOLY(ポモリー)の折りたたみチタン薪ストーブ『T-Brick』です。
チタン製の巻き煙突を採用しており、収納サイズはeasy neo+専用煙突の組み合わせの半分程度に収まります。
さらには投入できる薪のサイズもこれまでの2台よりも大きく、そしてサイドの二次燃焼パネルの効果で燃焼効率も非常に高いと、死角なしの1台ですね。
T-Brickを購入した2022年頃は中国系の各メーカーが安価な折りたたみチタン薪ストーブを出し始めた頃でしたが、T-Brickはバッフルプレートや歪み防止の加工など細かい工夫が随所にされており、格安品とは数段異なるレベルの高さを感じさせてくれました。
実際、格安品を使用しているYouTube動画を見ると2回目の使用時にはもうベコベコに歪んでいるのに対し、約2年使用しているT-Brickはそうしたダメージがほとんど見られません。
巻き煙突は組み立てにコツが必要だったり、ボルトで締めつけて固定するタイプの煙突ガードが使えなかったりと制約はありますが、3mの煙突が連結式の煙突1つ分のサイズにまで小さく収納できるという圧倒的な強みがあります。
コツさえ掴めばスペースが限られている室内でも組み立てられるくらいですので、積載量に頭を悩ませている方はぜひ1度、巻き煙突にチャレンジしていただきたいです!
ちなみに巻き煙突の組み立て方はカツオCAMPさんの動画が滅茶苦茶わかりやすいです。
また、ボルトで固定する煙突ガードが使えない点については、プレートタイプの煙突ポートを使用するか、もしくは煙突を直接通せる煙突穴付きのテントと組み合わせるのが良いでしょう。
ただし、煙突を通す煙突ポートにもかかわらず耐熱温度が低い素材を使用されており、煙突ガードを別で用意しなければならないという危険なテントも存在します。
私が所有しているテントの煙突ポートで検証をした結果につきましては、こちらの記事でまとめています!
T-Brickは現在『T-Brick 2.0』が販売されており、底面からの吸気調整も行えるようになっていたり、煙突径が6cmから7cmへと大型化していたりと、私が購入した時点から更に進化しています。
POMOLY ステンレス薪ストーブ Oroqen Max 3
キャンプ場で薪を購入する際、キャンプ場によって薪のサイズは異なりますが、長いと40cmを超えるような大きさで販売されていることもあります。
多少はみ出していても薪をくべられる焚き火台と異なり、薪ストーブの場合は長さが少しでもオーバーしているとドアを閉められなくなり、煙や一酸化炭素が一気に漏れ出てきてしまいます。
私はストーブに入れる薪に困らないよう、あらかじめ長さを指定して薪を仕入れておいたのですが、キャンプ場で薪が尽きてしまって追加で購入する場合には現地で薪を切る必要が出ることも…。
薪を割るのと切るのとでは手間も時間もケタ違いで、「ならいっそ大抵の薪が入るような薪ストーブを使おう!」と決意して購入したのがPOMOLYの『Oroqen Max 3』です。
このOroqen Max 3はとにかく多機能・高性能で、中でも私の好みに刺さった特徴をピックアップしてまとめます。
- 40cmクラスの薪も入る大容量の燃焼室
- フロントと両サイドの3面ガラス
- 両サイドにエアカーテン機能を搭載
- 引き出し式の灰受け
- 持ち手にもなる折りたたみ式サイドテーブル
ほかにも機能や付属品はありますが、上記の内容が特に私が重視しているポイントですね。
ざっくりと言えば「大きい薪を入れてもしっかり燃やしてくれるうえにガラスは綺麗なまま炎を楽しめる薪ストーブ」になります。
中でもエアカーテン効果は絶大で、ストーブ左側のガラスから反対側の光景までくっきり見えるほどに、サイドのガラスが曇りません!
T-Brickと比べるとサイズ・重量ともにだいぶ大きくなりますが、この重量感がそのまま安定感の高さに繋がります。
そこで、積載スペースに余裕のある時や、あとは風が吹くことが予想される日などにはOroqen Max 3を持って行くという形でその日の相棒を選んでいます。
「テントの墓場」と言われるほどの爆風が吹くことで有名なふもとっぱらキャンプ場でも、Oroqen Max 3の安定感は非常に頼もしかったです!
Soomloom 薪ストーブ DECO 2.0 サイドシェルフ付き
卓上薪ストーブ流行の影響を受け、小型の薪ストーブも使ってみたいなと考えて購入したのがSoomloomの『DECO 2.0』です。
DECO 2.0はサイズこそ小さいものの、なんと先ほど紹介したOroqen Max 3に近い特徴を備えているのです。
吸気を行える両サイドのガラスや折りたたみ式のサイドテーブル、引き出し式の灰受けなどですね。
小型とはいえ30cm程度の薪は入るため通常の薪ストーブと使い勝手は遜色ありません。
テント内に入れる場合には流石に付属の煙突だけですと長さが短いうえ、火の粉の飛び出しを防ぐスパークアレスターも付属していないため、スパークアレスター付きの物を含め60mm径の煙突を2本買い足しました。
燃焼室のサイズはOroqen等に比べると小さいのですが、小さめのテントであれば十分に暖められる性能を秘めています。
一方で気になる点としては、卓上でも使えるコンパクト薪ストーブという謳い文句ではあるものの、材質はステンレスのためチタン薪ストーブに比べると重たいです。
その重量は8.2kgであり、それに対しT-Brickの重量は3mの巻き煙突とストーブ本体を合わせても4.5kg程度となります。
煙突が入れ子式に収納できるためコンパクトに収納できる点は嬉しいのですが、テント幕内に入れるとなると延長煙突も必要になることを考えると、私の用途であればT-Brickがあれば必要無いかなと感じてしまいました。
とはいえ1万円台で購入できて、卓上からテント内の暖房までオールラウンドに使える薪ストーブということで人気が出るのも納得の1台です。
現在はAmazon・楽天等も入荷するたびにすぐ売り切れてしまうほどの人気商品ですので、購入を検討されている方は再入荷を見逃さないようにチェックしましょう!
Mt.SUMI AURA3 Ti(オーラ3 チタン)
私が購入した中で最も高額で、そして最強の暖房性能を誇る薪ストーブがMt.SUMI(マウントスミ)が2025年1月に限定販売をしたチタン薪ストーブ『AURA3 Ti(オーラ3 チタン)』です。
「AURAシリーズは暖かい」との評判をよく耳にしていたのですが、重量がネックでなかなか手を出せずにいました。
鉄製のAURA ver.2は本体のみで20.3kg、ステンレス製のAURA3 SUSは18.6kgとなっております。
それに対し、チタン製のAURA3 Tiはなんと11.6kgと、AURA3 SUSと比べても7kgもの軽量化がされているのです!
軽くなっただけでなく機能性にも優れており各仕様が最新のAURA3 SUSを踏襲しているため、折りたたみで高さを2段階に調整できる脚や、従来と比べて軽くなった耐火レンガも標準搭載という充実っぷりで、まさに2025年現在の最強のAURAと呼べるでしょう。
暖房性能はもう評判通りで最高でした!
ストーブ本体のサイズが大きいため、Oroqen Max 3と比べても明らかに暖かいですね。
BLACK DRAGONのS450 Proに入れて真冬のキャンプで使用しましたが、テント内は軽く汗ばむほどに暑くなりました。
最強のAURAは価格も最強でAURA3 SUSの2倍を超える179,300円という金額設定で、懐はすっかり寒くなりましたが、大きなドームテントでも暖かくキャンプが楽しめて、そのうえ軽い(冷静に考えると14kgは別に軽くはない)ので文句なしです!
AURA3 Tiユーザーを自分以外にまだ見たことが無いので「俺も使ってるぜ!」というオーラ3 チタン仲間がいましたらぜひお気軽にお声掛けください。
今後追記予定の薪ストーブたち
薪ストーブを新しく購入・使用しましたら、このページに感想を随時追加していきます。
ちなみに現在、購入や所有していてまだ感想を書いていない薪ストーブは以下の通りです。
- Soomloom TOPON
- A.S.F. OUTDOOR MAKIng STOVE
個別の詳細な感想を聞きたい薪ストーブなどあれば、コメント欄やSNSでぜひお気軽にお声掛けください!
これまでに購入した全テントのレビューまとめ記事も随時更新していますので、そちらも気になる方はチェックしてみてください。