ポーカーのキッカーを解説！勝ち・負けの決め方や引き分けになった場合の対応

ポーカーで役が成立しなかった場合、役に関係ないカードである「キッカー」が勝ち・負けを決める重要な要素です。

この記事では、キッカーの勝敗や役の強さ、引き分け（チョップ）になった時の対処法を紹介します。

ポーカーにおけるキッカーとは？

キッカーとは、ポーカーで最終的な手役の構成には使われないカードのことです。

一般的な「テキサスホールデム」では、参加するすべてのプレイヤーに2枚ずつスターティングハンドが配られた後、順番に5枚の共有札（コミュニティ・カード）が場に配られます。

合計7枚のカードから選んだ5枚のハンドで役を作り、できた役の強さで勝敗を決めるのが基本的な流れです。

例えば、次のようなスターティングハンドを持つ2人のプレイヤーがゲームをしているとします。

• プレイヤー1「A・K」

• プレイヤー2「A・J」

コミュニティカードが、「A・8・8・9・2」の場合、それぞれのプレイヤーのハンドは次のようになります。

• プレイヤー1「A・A・8・8・K」

• プレイヤー2「A・A・8・8・J」

両プレイヤー共に、同じ数字のツーペアができているため役だけでは勝敗がつきません。

その場合、キッカーである「K」と「J」により勝敗が決まります。

キッカーは「K」と「J」なので数字が大きい「K」がハンドにあるプレイヤー1の勝利です。

このように、お互いの役の強さが拮抗している状況下において勝敗を決定する要素となるのがキッカーなのです。

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ポーカーでキッカー勝負になった時の勝ち・負けの決め方

キッカー勝負にもちこまれる場合、どのような基準で勝敗を決めるのか覚えておきましょう。

ポーカーにおけるカードの数字は「2」が最弱となり、順番に3・4・5…と強くなっていき最強は「A」となります。

スートの強弱は、強い順に「♤＞♡＞♢＞♧」となります。

この基準は、キッカー勝負だけでなくポーカーというゲーム全体に適用されている基準です。

例えば、お互いハイカードで勝負になった場合の勝敗は、単純にAに近いカードをより多く持っている方が勝利となります。

キッカー勝負で勝敗がつかないの場合はチョップ（引き分け）になる

例えば、スターティングハンドが「A・7」のプレイヤー1と「A・Q」のプレイヤー2がゲームを行っているとします。

コミュニティカードが「J・J・J・J・9」の場合、両プレイヤー共にハンドは「J・J・J・J・A」となりキッカー勝負でも勝敗がつきません。

このような場合、チョップ（引き分け）という非常に稀な決着となります。

チョップになると、賭け金は両プレイヤーで分割することになるので覚えておきましょう。詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

ポーカーでキッカー勝負になる役一覧

基本的に、次のようなハンド5枚すべてを使う役同士の勝負の場合、キッカーで勝敗を決めることはありません。

• ロイヤルストレートフラッシュ

• ストレートフラッシュ

• フルハウス

• フラッシュ

• ストレート

確率はかなり低いですが上記のような役がぶつかった場合、役を構成している数字の強さやスートの強さで勝敗が決まります。

キッカーで勝敗が決められるのは、次の役同士の勝負になった場合です。

• フォーカード

• スリーカード

• ツーペア

• ワンペア

上記の場合でもまずは、役を構成している数字とスートでの比較がされ、それでも決着がつかない場合、キッカーの強さで勝敗が決まります。

ポーカーのハンドランク一覧表

ポーカーのハンドランク（役）を強い順にまとめました。

初心者の方はもちろん、ご存知の方はおさらいとして活用してみてください！

役	概要	出現確率
ロイヤルストレートフラッシュ	同じスートの「A・K・Q・J・10」	約0.003%
ストレートフラッシュ	同じスートの連続した5つの数字 例：すべて♡の「4・5・6・7・8」	約0.03%
フォーカード	4枚の同じ数字 例：「9・9・9・9・A」	約0.16%
フルハウス	ワンペアとスリーカードの複合役 例：「5・5・8・8・8」	約2.6%
フラッシュ	スートがすべて同じ例： すべて♧の「2・3・6・10・Q」	約3％
ストレート	連続した5つの数字例： 「♧3・♡4・♡5・♤・6・♢7」	約4.6%
スリーカード	3枚の同じ数字例： 「K・K・K・7・10」	約4.8%
ツーペア	ペアが2つ例： 「J・J・6・6・2」	約23.5%
ワンペア	2枚の同じ数字例： 「9・9・K・7・2」	約43.8％
ハイカード	役が1つもできていない状態例： 「♡3・♢7・♧8・♢J・♤A」	約17.4%

ポーカーの役について、さらに詳しく知りたいという方は、以下の記事も合わせて目を通してみてください。

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ポーカーのキッカーを理解して勝率を上げよう

「キッカー」はポーカーの役の成立に使われないためカードです。役が成立しない場合や、役の強さが同じだった場合にキッカー勝負となるので、勝ち・負けの判断基準をしっておきましょう。

また、キッカーの強さが同じだった場合、チョップと言って引き分けになります。

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