このところ、中国で市民を狙った無差別の暴力事件が相次いでいる。
主な要因の一つは、中国の経済環境の悪化で人々の不安心理が増幅していることにありそうだ。これまで経済成長を支えてきた不動産バブルが崩壊し、中国経済の成長は限界を迎えている。特に、若年層の雇用機会は減少し、経済格差は拡大した。低賃金への不満や失業の不安などの要素が重なり、中国の社会心理状況は不安定化しているといえる。
中国国内のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)への投稿内容では、失業、就職活動の不調、人生の不安などに関する投稿が増加傾向という。いわゆる“寝そべり族”と呼ばれる人たちは、自助努力で良好な将来を目指すことは困難だと考え、何もせず無言で抗議しているともいえるかもしれない。将来に明るい見通しを持てないため、人生の先行きを諦める若者も増加しているようだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a65bb0e656b2ae94d5d53fd2ba8cb0632dd24967
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