(社説)袴田さんに無罪判決 取り返せない司法の過ち
捜査当局がつくった証拠で有罪になり、裁判所がその判断の誤りを正すこともなく、袴田さんは半世紀近くを拘置所の独居房で過ごし、死刑台の縁に立たされてきた。
国家による最悪の人権侵害というほかはない。
判決は、検察側が提出した中心的な証拠について捜査機関による捏造(ねつぞう)
だったとし、証拠能力を否定した。
警察、検察による証拠の捏造は、現代にも明らかになっている。反省しない姿勢が、次の過ちをうんできたのではないか。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16044553.html
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