「エコーチェンバー」極端思考が仲間内で加速…抜け出した男性「集団はカルト宗教のよう」
近年の海外の研究によると、強いエコーチェンバーに陥った集団は、対立する考えに触れても自らの意見が修正されることはなく、むしろ攻撃的になるという。最終的には対話する意思も失い、暴力の代わりに容赦のない言葉を浴びせるようになる。
<うるせーな>
<早く死ね!>
東日本に住む60歳代の男性は数年前、Xで毎晩のようにそんな発言を繰り返していた。矛先は政治的な主張が異なるグループ。「相手の存在を否定するしかなくなった」と振り返る。
(省略)
外国人差別を助長するような相手の主張には到底納得できない。しかし、何を言っても議論は平行線のまま。「サヨク」「売国奴」と罵倒され、ストレスに酒の力も加わり、頭に血が上った。次第に相手の人格を否定する投稿を繰り返すようになった。その投稿が会社に知られ、男性は退職に追い込まれた。
(省略)
全文
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230919-OYT1T50005/2/
続きを読む