今日の平川君とのおしゃべりの最後の話題は「どうして日本共産党の支持率は上がらないのか?」でした。政策は適切だし、議員たちの知性も倫理性も他党に比べると卓越しているのに、どうして人々は感情的な「反共」に容易に流れるのか?
— 内田樹 (@levinassien) August 10, 2023
僕の仮説は、ご存じのとおり、日本では中間的な権力機構(君側の奸、有司専制)を廃して、天皇と人民が一体化する「君民共治」というアイディア以外では政治革命に必要な熱量は得られないというものです。天皇制と「習合」できる政治理念だけが「受肉」できる。
— 内田樹 (@levinassien) August 10, 2023
日本共産党が「天皇制と立憲デモクラシー(可能ならばマルクス主義)とは共生可能であり、これを両立させることが日本共産党の理論的・実践的ミッションである」と公言すれべ、支持率は一気に跳ね上がると思います。でも、これってほとんど「ファシズム」と紙一重なんですよね・・・
— 内田樹 (@levinassien) August 10, 2023
もし天皇制とマルクス主義を「習合」させることができたら、その政治理論だけが日本社会にラディカルな政治的変動を引き起こすことができる。それがファシズムに堕落しないように引き止めるためには倫理的装置として何が必要なのか。権藤成卿を読みながら、そんなことをずっと考えています。
— 内田樹 (@levinassien) August 10, 2023
https://ja.wikipedia.org/wiki/内田樹
続きを読む