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一方、日本においては「国内生産されているから影響はない」と、対岸の火事のような報道が目立ったが、それとは裏腹に、11月中旬ごろから筆者周辺のトラックドライバーや運送企業経営者たちからは
「どこに行ってもアドブルー(尿素水)が手に入らない」「年末トラック走れるのか」「このままでは物流が止まる」という不安の声が多く寄せられるようになった。
「弊社にも販売店やガソリンスタンドから、アドブルーの価格アップの話がきた。販売店は新規顧客を断っています。製造業者は原料の入手遅れが発生中とのこと。この先も騒ぎが大きくなりそう」(40代中小運送会社経営者)
「いつも仕入れているガソリンスタンドは、いつ通常販売に戻れるか分からないとのこと。ごみ収集車は街乗りでマフラーの自動再生も多いので、減りも普通のトラックより早いので心配です」(40代民間ごみ収集員)
「尿素水、どこ探してもありません。現場ではかなり深刻になりつつある。なんで日本はこんなに静かなのか不思議。年末は物流繁忙期。このままでは本当に物流が止まるかもしれないと不安」(50代運送企業社長兼ドライバー)
実際、国内のネット通販サイトやガソリンスタンドなどでは、現在、尿素水の販売規制や値上げなど、何らかの措置をとっているところがかなり多く、中には転売によって価格が10倍になったというケースもある。
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全文
https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotoaiki/20211207-00271300
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