(省略)
日本の労働生産性は低いと言われる。日本生産性本部によると、日本の労働生産性は19年度、主要7カ国(G7)で最低だった。
(省略)
これは、ホワイトカラーの生産性が低いからではないのか。ホワイトカラー、すなわちオフィスワーカーの生産性が低いのだと思う。
興味深い指摘をするのが「生産性上昇による利益のかなりの部分がまた、まったく新しい基本的に無意味な専門的管理者の地位、(中略)ーーたいてい同じく無意味な事務職員の一群がともなっているーーをつくりだすために投入されているのである」ということだ。
すなわち工場で労働生産性を引き上げても、私が銀行の本部で働いていたような無意味な作業に、その利益が投入され、私は、そのお陰で高給(?)を食(は)んでいたのだ。
グレーバーは、私たちの労働現場には無意味、無駄な労働(ブルシット・ジョブ)があふれているという。
(省略)
全文
2021年11月21日09時00分
https://www.jiji.com/amp/article?k=2021111900690
続きを読む