古くから人々を魅了してきた富士山の美しい稜線は、幾度もの噴火により山頂から吹き出したマグマが緩やかに積み重なった歴史の産物でもある。数万から数十万年をかけて現在の姿となった富士山は、いま新たな大噴火の危機を迎えている。
【図解】富士山「マグマ溜まり」。3.11の4日後にできた直上の岩盤のヒビも。他、赤黒くところどころ眩しく光るニーラゴンゴ火山の溶岩が木々を焼く瞬間
「富士山は300年ぶりの大噴火に向けた“スタンバイ状態”に入っています」
そう語るのは、火山学の権威で京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏だ。2011年の東日本大震災をきっかけに、富士山地下のマグマに影響が及んだという。
(省略)
全文
2021年6月12日 7時5分 NEWSポストセブン
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/20354394/
続きを読む