5月17日、英国の新型コロナウイルス対策が転機を迎えた。人口の大半を占めるイングランドで、飲食店の屋内営業や映画館、博物館、劇場などが再開した。
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英国で実感するのは、消費の爆発力である。これまでも規制が緩和される度に多くの人が街に飛び出し、買い物や飲食を楽しみ、街はごった返したので、今回の規制緩和でも消費の回復は早そうだ。
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1月のピーク時は7日間平均で1日の感染者が6万人を超え、病院の受け入れ能力が限界に近づき、1日当たり1000人以上の死者が出ていた。5月以降は1日当たりの感染者は2000人程度で、ピーク時に比べ30分の1の水準になり、1日当たりの死者は10人前後で推移している。
なぜ、ここまで感染者と死者が減ったのか。主な理由はワクチン接種の進展であり、英政府の戦略は大成功だったと言える。
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https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00122/052100080/
英国の新型コロナウイルスの1日当たりの感染者。1月のピークから大幅に減少している
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