説明自転車事故の恐怖と交通ルールを学ぶ「自転車交通安全教室」が26日、日立市久慈町の県立日立商業高校(桂木貞夫校長、生徒710人)で行われた。
生徒たちは、スタントマンによるリアルな交通事故再現を通して交通ルール順守の大切さを再確認した。
同教室は、スケアード・ストレイト(恐怖を体験させる)と呼ばれる教育技法で、県警がJA共済連茨城と協力し、2009年から県内の中学校や高校で毎年実施している。
スタントマンは自動車やトラックを使い、見えにくい場所からの自転車の飛び出しや巻き込み事故などを再現。「ルールを守っていれば、ルールがみんなを守ってくれる」と訴えた。
大きな衝突音や車に人が巻き込まれる様子を目の当たりにして、生徒から驚きの声が上がった。同校3年の飯島大地さんは「今までに自転車で事故にあったことはない。
スタントを見て、これからも気を付けようと思った」と話した。
日立警察署の板東敬雄署長は「人を守るために、人の役に立つように交通ルールをしっかりと学んでほしい」と生徒に呼び掛けた。
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