自身を「アップグレード」するバイオハッカーの試み ロシア
ウラジスラフ・ザイツェフ(Vladislav Zaitsev)さん(28)は外科用のメスを手に持ち、クライアントの親指と人差し指の間の皮膚のひだを切開して小さなガラスのシリンダーを押し込んだ。
シリンダーの中身はマイクロチップだ。チップを体内に埋め込んだのは、プログラマーとして働くアレクセイ・ラウトキン(Alexei Rautkin)さん(24)。マイクロチップを移植した理由については、オフィスのドアをカードキーなしで開けられるようにするためだと語る。
「バイオハッキング」に関心を寄せているのはラウトキンさんやザイツェフさんだけではない。実験的なテクノロジーや自らの体に対するDIY的な管理を通じて、自身を「アップグレード」しようという考え方は、ロシアだけにとどまらず、世界的に広がっている。こうした流れは、2010年の初めに米シリコンバレー(Silicon Valley)で始まった。
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■「自らをアップグレード」
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https://www.afpbb.com/articles/-/3274283
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