新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、企業は急ピッチで「在宅勤務(テレワーク)」を導入している。自宅で仕事ができるウェブ会議システムの活用が進む一方、はんこが必要な書類や通信容量の不足などが課題に。政府が目指す人と人の接触機会の8割削減には、社内文書のデジタル化をはじめ課題が山積みだ。
「3月下旬に在宅勤務を始めたが、はんこを押すため、特別許可をもらい10回以上出社した」とこぼすのは大手機械メーカーに勤める40代の営業マン。はんこを電子押印に切り替える動きもあるが、普及はこれから。パソコンを使ったウェブ会議は「日ごろの打ち合わせの3倍の時間がかかる」と効率の低下ももどかしい。もちろん、ウェブの活用で「出勤しなくても、ほとんどの打ち合わせはできている」(団体幹部職員の60代男性)との声もある。
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https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042101102&g=eco
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