■「コロナ地獄」に近づく日本 テレビが煽る悲観論、緊急事態宣言の必要はあったのか
いま感染者が増えているという話そのものに疑問符を差しはさむのは、医療ガバナンス研究所の上昌広理事長である。
「この時期に突然、市中感染が増えているというのは、フィクションではないかと疑っています。数週間前に感染者の死亡率は3・5%だったのが、いま2・3%ほど。体制が整備され、PCR検査の件数が増えたとも考えられますが、むしろ、以前は保健所の窓口で断っていた軽症者まで診断しはじめた結果ではないか。表面的な感染者数の増加をもって、感染が拡大しているとは言えないと思う。ウイルスが日本に入ってきて3カ月。ピークをすぎている可能性すらあります」
ただし、上氏の心配は別のところにある。
「状況が深刻なのは医療機関や高齢者施設で、国立がん研究センター、慶應病院……と、あちこちで院内感染が起こり、医療体制がクラッシュしつつある。首都圏の場合、20%以上は院内感染による感染者です」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200414-00620223-shincho-soci&p=2
続きを読む