【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日、ジュネーブでの記者会見で、トランプ米大統領がWHOによる新型コロナウイルスへの対応を「非常に中国寄りだ」と批判したことについて「われわれは全ての国に寄り添っている」と反論した。
テドロス氏は会見で、新型コロナで多くの命が失われているとし、「団結しなければ、全ての国が苦境に陥る」との見方を示した。 トランプ氏を名指しすることを避けつつも、「死者の増加を望まないのであれば、(新型コロナの問題を)政治化するのは控えてほしい」と強調。「米国と中国はともに(新型コロナという)危険な敵と戦うべきだ」と訴えた。また、「われわれは天使ではなく、人間なので間違うこともある」とした上で「最新のデータ、情報やその根拠を全世界に伝え続けてきた」とWHOの正当性を主張した。
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https://www.sankei.com/world/news/200409/wor2004090003-n1.html
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