6日夕、首相官邸で記者団の前に現れた安倍晋三首相が求めたのは、国民の冷静な対応だった。
「日本では緊急事態宣言を出しても、海外のような都市の封鎖を行うことはしないし、そのようなことをする必要もない」
緊急事態宣言は海外で行われている「ロックダウン」(都市封鎖)とは異なるものであると強調する言葉には、宣言を出すことによる社会的な混乱を避けたいとの思いが色濃くにじんだ。
「経済がとんでもないことに」
緊急事態宣言について、政府はこれまで「ぎりぎり持ちこたえている。緊急事態宣言が必要な状況ではない」(菅義偉官房長官)として、慎重な姿勢を維持してきた。
その大きな理由の一つに、宣言が経済に与える打撃への懸念にあった。
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https://www.asahi.com/articles/ASN4676QNN46UTFK00P.html
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