あるテレビ番組では「皆さんが巣ごもるためにモノを買いに走り、小売店からモノがなくなる」といった識者のコメントを紹介した。マスメディアは本来このような無責任な予測を発信する立場ではないはずなのだが、このようなパニック買いを誘発する下地がマスメディアによって作り出されていた
「買い占め」に走る人々を突き動かす強烈な不安
東洋経済オンライン3/26(木) 18:35配信
首都圏を中心に食料品のパニック買いが始まった。買いだめや買い占めと表現されているが、「不安に誘発されたパニック買い」が正確な表現だろう。
東京都が3月25日夜20時から開いた緊急記者会見が直接的な引き金となった。都内で新たに41人が新型コロナウイルスに感染したことを発表し、小池百合子知事が現在の状況を「感染爆発の重大局面」と述べた。そのうえで都民に外出の自粛を強く要請したことが、多数の人々をパニック買いに駆り立てる主な要因になったようである。
3月23日の記者会見で「事態の推移によってはロックダウン(都市封鎖)など強力な措置を取らざるをえない可能性」に言及していたため、「いよいよロックダウン間近か」「食べ物が買えなくなるかも」と早合点したことも少なからず影響を与えたようだ。
Twitterなどのソーシャルメディアでは、都内のスーパーマーケットやドラッグストアなどで軒並み行列ができているとの情報が飛び交った。カップラーメンやレトルト食品、米、ミネラルウォーターなどが品切れ・品薄となり、帰宅途中で夕食の材料を買おうとした会社員などが悲鳴を上げる事態となった。
■世界中で起こった買いだめ現象の後追い
(省略)
全文
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00340184-toyo-bus_all
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