自衛隊が派遣終了、隊員感染ゼロ 自然災害と異なり試行錯誤
河野太郎防衛相は16日、新型コロナウイルスの感染拡大で災害派遣した自衛隊員に撤収命令を出した。隊員延べ4900人が46日間、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」などで活動した。緊急時対応に慣れた組織とはいえ、自然災害とは全く異なる任務に試行錯誤が続いた。
自衛隊幹部は「ウイルス相手というだけでなく、自衛隊の判断で動けない点でも今までとは全く違う」と振り返る。
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隊員は防護服着用を続けたが、配膳などの乗客対応は船長の指揮下で、当初比較的軽装だった船の乗員を中心に実施。乗員、厚労省の職員や検疫官、内閣官房職員らにも感染が相次いだが、自衛隊員はゼロ。河野氏は13日の記者会見で「自衛隊から感染者を出さないことを一番重要視しなければならない」と述べた。危機管理能力は示せたが、もどかしさもあった。
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https://www.sankei.com/politics/news/200316/plt2003160031-n1.html
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