Youtuberがオンラインカジノ配信で逮捕!?Youtuberの正体や逮捕の原因を解説

2023年9月7日、オンラインカジノを常習的にプレイしたとして新たな逮捕者が出ました。

今回はニュースの概要と適用される刑法、逮捕されたYoutuberの正体、さらには捕まった原因などについて解説していきます。

詳細記事:2023年のオンカジ業界は暗すぎる!逮捕・違法化の予想を公開(別ページへ)

オンラインカジノ配信者が逮捕されニュースに

2023年9月7日、オンラインカジノで金を賭けたとして石川県金沢市に住む自称YouTuberの男・宮田隆季容疑者が逮捕されました。

参考:Yahooニュース「オンラインカジノ配信者が逮捕」

報道では、男は2019年の11月頃から6回に渡って、オンラインカジノのスロットゲームをプレイする様子を生配信していたとされています。

警察によると、Youtuberは賭博の様子を配信することでオンラインカジノから約3,000万円の報酬をもらっていたとされ、男は「弁護士と話すまでは何も答えられません」と供述しているようです。

適用される刑法は?

今回の事件で適用される刑法はニュースでは公開されていません。

ただ、報道の内容から考えるに第185条「賭博罪」もしくは継続的に配信していたということから第186条の「常習賭博罪」が適用される可能性が高いと考えられます。

参考:賭博罪について

賭博罪であれば50万円以下の罰金又は科料、常習賭博罪であれば3年以下の懲役となるので、どちらが適用されるかによって大きく変わってきます。

逮捕されたYoutuberの正体は「寝る前にch」

今回逮捕されたYoutuber・宮田隆季容疑者の正体は「寝る前にch」のりゅーきさんと言われています。

参考:Youtube「寝る前にch」

生配信で顔出しをしていたため、ファンの方はニュースを見てすぐに分かったようです。

Twitterのフォロワー数が約4000人、Youtubeのチャンネル登録者数が約7500人とオンラインカジノを配信しているチャンネルとしてはかなり数字を持っている部類にあたります。

以前はTwitterでも定期的にツイートが見られましたが、9月4日以降は自動投稿のみが投稿されている状態となっているため、現在投稿できる状態でないのは間違いなさそうです。

逮捕された理由と違法性について考察

オンラインカジノは、以前からグレーな存在だと言われ続けてきました。

その理由は、オンラインカジノ自体は海外の企業が正式な運営ライセンスを取得して合法的に運営されている一方、日本では賭博が犯罪にあたるためです。

オンラインカジノは合法、日本での賭博は違法、インターネットでのオンラインカジノのプレイは日本の法律が適用されないからグレーというロジックですね。

それでは、今回のニュースで男が逮捕されたのは何が原因なのでしょうか?一緒に考察していきましょう。

逮捕されたのは配信が原因?

今回Youtuberが逮捕された原因としては主に以下の2つが考えられます。

  • 一般人への見せしめとして配信者を逮捕した
  • 報酬金が大きく目立ったため逮捕した

まず最初に考えられるのが、オンラインカジノは違法だということを一般ユーザーに認識させるための見せしめとして逮捕した説です。

2022年6月に岸田総理が「オンラインカジノは違法なものであり、厳正な取締りが行われなければならない」と国会で発言したことからもオンラインカジノに対して強く規制しようとしていることが分かります。

そのため、生配信を行っていて比較的数字を持っているYoutuberを逮捕したのは納得がいきます。

もう1つ考えられる原因は、シンプルに報酬金額が3,000万円と大きかったため目立ったという説です。
ここまでの金額が動いているのであれば、税務署も目をつけるため自ずと逮捕に繋がったのではないでしょうか。

以上、逮捕された原因を考察しましたが、いずれも一般ユーザーでは該当しにくいケースのため、今回Youtuberが逮捕されたのは少し特殊な事例だったと言えそうです。

今後オンラインカジノをプレイすると逮捕される?

オンラインカジノのプレイで逮捕者がでたのは2016年3月10日以来の出来事です。

スマートライブ事件と呼ばれる2016年の事例では、イギリスで運営されている登録制のオンラインカジノ「スマートライブカジノ」で賭博をしたとして3名のプレイヤーが逮捕されたものの、胴元を逮捕できないという理由から不起訴処分となっています。

今回新しく逮捕されたYoutuberの場合、生配信をしていたため少し状況は違いますが、同じ理由で不起訴処分となる可能性も十分に考えられます。

そのため、オンカジをプレイしたら即逮捕されるということにはなりにくいと考えるのが妥当です。
ただし、今回のYoutuberの判決によっては事情が変わってくるため、今後の動向に要注目です。

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