池袋暴走事故~残された遺族の現実~【テレ東NEWSドキュメンタリー】

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2019年4月、東京・池袋で高齢者が運転する車が暴走、
横断歩道を渡っていた母子がはねられ死亡し、
10人が重軽傷を負った。
高齢ドライバー問題が大きく注目される
きっかけになった悲惨な事故。
最愛の妻、娘を突然、失った松永さんの「あれから」を追った。

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0:00~【クリスマスプレゼント】

2019年クリスマスイブ。
松永さん(33)は花店でバラの花束を購入した
妻と娘にプレゼントするためだ。

にぎやかだった去年のクリスマス。
自宅に帰ると今年は一人。
娘は「クリスマス」がうまく言えなかった。
いまも娘の声が聞こえる…「メリークマスマス!」

静まり返った我が家で松永さんは
今の気持ちを吐露する。

04:15~【「フレンチに遅れる」…高齢ドライバーの暴走】

2019年4月19日、東京・池袋で乗用車が暴走、
10人が重軽傷を負い、自転車で交差点を渡っていた
松永真菜さん(当時31)と莉子ちゃん(当時3)親子が
一瞬で命を奪われた。

乗用車を運転していた旧通産省工業技術院の
元院長・飯塚幸三被告(当時87歳)は
体調面や逃亡の恐れがないことから、
逮捕はされず任意での捜査が続いた。

取り調べに飯塚被告はこう供述した。
「予約していたフレンチに遅れそうだった」

09:28~【時が止まった部屋】

事故後は、思い出の詰まった我が家を離れ
実家で暮らしている松永さん。

自宅に戻ると、そこには妻と娘を失った
4月のままになっているカレンダーや
莉子ちゃんのおもちゃが残されていた。

松永さんは事故直後の荷物整理で、
莉子ちゃんがその日の朝まで着ていた
パジャマを発見。
匂いを無くさないようにとっさにビニール袋にしまい
開けられずにいた。
今回、初めてそのパジャマを取り出した。

真菜さんの引き出しを見ていると、
大事にしまってあった一通の手紙を見つける。
それは松永さんが真菜さんの
30歳の誕生日に送った手紙だった…。

14:54~【39万人の署名集まる】

度重なる悲惨な交通事故に警鐘を鳴らすため、
松永さんは動き出す。
加害者への厳罰と起訴を求める署名活動を開始、
全国から集まった署名は39万人を超えた。
松永さんは署名を東京地検に提出した。

18:11~【ある交通事故遺族から届いた一通の手紙】

署名活動中に届いたある一通の手紙。
それは飲酒運転事故に巻き込まれ家族を亡くした、
ある女性からの手紙だった。

松永さんは他の交通事故遺族たちと議論を重ね、
高齢ドライバーの免許制度改革やドライブレコーダーの
設置義務化など様々な防止策を国に訴えた。

22:11~【遺品が伝える事故の衝撃】

2019年11月、事故から約7ヵ月たって
捜査は終了、証拠品だった遺品が警視庁から
松永さんの手元に返却された。

事故当時、真菜さんと莉子ちゃんが着ていた
服や2つに折れた自転車が、事故の衝撃を物語っていた。

25:47~【2人との約束交通事故ゼロ社会への願い】

2人の月命日、墓参りに訪れた松永さんは
妻と娘に誓った。
悲惨な交通事故で悲しむ人をゼロにすると。

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交通事故被害者遺族の会
『あいの会』ブログ
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/

━━━━━━━【関連動画】━━━━━━━━

【松永さんの事故後会見】

【飯塚元院長の書類送検で松永さん会見】

【厳罰求め東京地検に39万人署名提出】

【高齢ドライバーに技能検査導入 松永さんの思い】

【あいの会が国交省に要望書】
https://www.youtube.com/watch?v=Y30wQeKOldY&t=57s

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