山口・30年前のタイムカプセル開封

きのう(2日)、周南市でタイムカプセルが開けられました。30年前からのメッセージとは。
☆松本 剛記者:「30年前のタイムカプセルを開封するということで開封式の会場にはたくさんの人が集まっています」
☆当時34歳の男性は:「はっきり覚えていないんですけど自分宛てに書いたと思う」
☆当時小学1年生の女性2人組は:「入れていないかもしれない。1年生なんです。時代的に。ちょっとわからない」
☆当時18歳の女性は:「祖父から(自分宛てに)何か入っていると聞いたんですけど全然知らなかったので、びっくりしています」
タイムカプセルは1990年11月4日に旧鹿野町が町制50周年を記念し、役場前に埋めたものです。
開封は2020年2月2日に指定され、去年、掘り出し作業が行われました。
中からは当時の地図やなぜか電卓、さらに「未来へのメッセージ」が出てきました。当時の小中学生や大人たちが30年後に向けて書いたものです。
早速、書いた本人たちに手渡されました。
☆受け取った女性:「わーうれしいー!。(みんなで見ながら)私の字じゃ!私の字ー!こんなのがはいっちょるんよ。うれしいうれしい!」
この女性が受け取ったのは亡き祖父からのメッセージです。
☆女性:「世界情勢が書いてあって当時の物価が書いてあってあとは頑張れよとご先祖様を大切に頼みますと書いてあります。何が書いてあるんだろうとドキドキでしたけど普通でしたね。アハハ(笑)」
「2020年後のぼく、わたし」当時の小学生が書いていたのは将来の夢でした。
☆当時小1の女性2人組:「ありました。ケーキ屋さん。(当時なぜケーキ屋さんになりたかった?)全然記憶にないんですけどたぶん、みんな書いているからだと思います。(夢は?)叶ってないです(笑い)」
こちらの男性は家族写真も一緒に入れていました。
☆男性:「私ですね。これが娘。これが奥さん。これがね、うちのばあちゃん。死にましたね。2年前に」
手紙には履歴書のような写真と経歴。そして当時の生活が記されていました。長女も興味津々です。
☆手紙読み上げ:ただいま智絵は幼稚園年長の5歳、美穂は3歳ジラ(駄々をこねて)ばかりでにぎやか。
今思うことは家を建てにゃいかん。しかし金がない。そんなとこ。(中略)元気にこの手紙をまた読めることを望みます!」
インタビュー:(家を建てにゃいかんと)「あれからなんとか建てました。借金して建てました。(どうですか?読んで)懐かしい。涙がでてきました」
鹿野町はこの30年の間に合併し周南市鹿野となりました。参加した人たちは30年という月日に思いをはせていました。
☆追加情報☆受け未来へのメッセージは263通あり、手元に届いていないものは鹿野総合支所で保管されています。

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